プログラム うみ
2020年4月2日3分48秒
2020/3min48sec/カラー
作品説明
2020年4月2日、日本政府が緊急事態宣言を発令する5日前の渋谷。マスクをした人々の中で白いワンピースを着た女が走り出す。彼女の断片的な言葉はあらゆる時間に反響する。8mmフィルムに映る渋谷の姿は過去であり、そして未来なのかもしれない。
キャスト
清水みさと
スタッフ
監督・撮影・編集:深田隆之/制作:√CINEMA
監督プロフィール
深田隆之(ふかた たかゆき)
1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門、国内では福井映画祭にてノミネート。2019年4月アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。また、2013年から行われている船内映画上映イベント「海に浮かぶ映画館」の館長でもある。
二十代の夏
2017/42min/カラー
あらすじ
昔の恋人によく似た人に出会ってしまったら? 小説家のカズキは故郷の島で元カノそっくりな女に恋に落ち、恋愛についての小説を書き始める。
キャスト
戎哲史/福原舞弓/島津恵梨花/丸山昇平/宮下泰幸/キム・スンヨン/大友庄太/三浦景虎/馬君馳
スタッフ
監督・脚本・編集:高野徹/撮影:竹野智彦/照明:瀬戸詩織/録音:松野泉/助監督:栗本慎介/ヘアメイク:光岡真理奈/衣裳:日根野真美/制作:大美賀均
監督プロフィール
高野徹(たかのとおる)
1988年生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府修了。『二十代の夏』は、第32回ベルフォール国際映画祭(フランス)でグランプリ&観客賞をダブル受賞。2020年に最新作『無名の俳優』を監督。
五月のこと/部屋の中の猫
(「恋愛のディスクール・断章」不在・待機より)
『五月のこと』2016/23min/モノクロ
『部屋の中の猫』2016/18min/カラー
作品説明
ロラン・バルト「恋愛のディスクール・断章」の不在・待機のパラグラフから創作した連作。今目の前にいない誰かと共に過ごす時間を描いた2作品。
五月の淡い光をモノクロで撮影し、一人で東京の街を彷徨う旅行者を描く『五月のこと』。同行者のいない旅人の姿は、誰かを迎え入れようとしながらも、対象のいない恋愛情景「不在の人」を浮かび上がらせる。
大きな窓のある部屋で絵を描く女性と猫を写した『部屋の中の猫』。絵を描きあげようとしているのか、やめてしまうのか。誰かを待ち続けているからこそ部屋を出ることができない女の小さな苦悩のざわめきと、「待つこと」を持続させていく創作の空間。
キャスト
上田真之/Nao CHIKATSUNE
スタッフ
監督・編集:上田真之/撮影:KaeSan
監督プロフィール
上田真之(うえだ まさゆき)
1985年生、東京工芸大卒。名画座・早稲田松竹でプログラム編成をしながら、インディペンデント映画の監督・製作・配給に携わる。ニコニコフィルムでは短編『携帯電話はつながらない』監督、『祖谷物語~おくのひと~』脚本・制作・配給。IndieTokyoでは、『ハンナだけど、生きていく!』『若き詩人』を配給・宣伝。『泳ぎすぎた夜』助監督。2015年春から『恋愛のディスクール・断章』ワークショップ主催。